主要293大学の2021年度一般入試入学者率ランキング【本当の学力】

主要293大学の2021年度一般入試入学者率ランキング【本当の学力】

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偏差値とは関係ない「推薦入試組」が各大学にどれほどいるのか気になるところ。

そこで、旺文社『2022年度用 大学の真の実力情報公開BOOK』をもとに主要大学の2021年度一般入試入学者率を算出しました。

一般入試率が高いほど、推薦入試組が少ないということになります。

算出方法は、一般入試(共通テスト利用含む)入学者数÷入学者総数。

主要293大学の2021年度一般入試入学者率ランキング

■:国立大学、▲:公立大学、〇:私立大学

順位大学名一般率(%)
1位■東京藝術100
1位▲京都市立芸術100
1位〇日本医科100
4位〇東京慈恵会医科98.2
5位■北海道98.0
6位■東京95.4
7位■京都93.3
8位■金沢93.1
9位■千葉92.5
10位▲大阪市立92.3
11位■神戸91.7
12位■一橋91.5
13位■奈良教育90.7
14位■広島90.0
15位■大阪89.9
16位▲福山市立89.6
17位▲金沢美術工芸89.5
18位■埼玉89.2
19位■東京農工88.9
20位■九州88.6
21位■京都工芸繊維88.4
22位▲三条市立87.8
23位■東京学芸86.8
24位■東京医科歯科86.5
25位■名古屋工業85.7
26位■東京海洋85.3
27位■茨城85.3
28位▲石川県立85.0
29位■東京工業84.6
30位■東京外国語84.3
31位■電気通信84.2
32位■三重84.1
33位▲大阪府立84.0
34位〇兵庫医科83.9
35位▲愛知県立芸術83.5
36位▲前橋工科83.1
37位■富山82.9
38位■宮城教育82.7
39位■横浜国立82.1
40位■名古屋81.9
41位■信州81.8
42位■鹿児島81.6
43位■鳴門教育81.6
44位■奈良女子81.5
45位■琉球81.4
46位■岐阜81.3
47位■宮崎81.1
48位▲愛知県立80.7
49位■福井80.7
50位■熊本80.5
51位■和歌山80.3
52位■鳥取80.3
53位■大阪教育80.2
54位▲奈良県立80.0
55位■愛知教育79.6
56位〇自治医科79.4
57位■静岡79.4
58位■長崎79.3
59位■山口78.5
60位■帯広畜産78.0
61位▲神戸市外国語78.0
62位■北海道教育77.8
63位■岡山77.8
64位■お茶の水女子77.8
65位▲兵庫県立77.8
66位▲名古屋市立77.7
67位▲静岡文化芸術77.4
68位▲高崎経済77.4
69位■宇都宮77.3
70位▲新潟県立77.2
71位〇東京医科76.8
72位▲公立千歳科学技術76.8
73位▲滋賀県立76.6
74位〇豊田工業76.3
75位▲京都府立医科75.5
76位▲公立小松75.4
77位■大分75.3
78位■福岡教育75.2
79位■山梨75.2
80位▲東京都立75.1
81位■岩手75.0
82位▲札幌医科75.0
83位■佐賀74.7
84位〇武蔵野美術74.6
85位■愛媛74.4
86位■新潟74.4
87位〇多摩美術74.1
88位▲熊本県立73.9
89位▲秋田県立73.8
90位■小樽商科73.6
91位▲沖縄県立芸術73.6
92位▲広島市立73.4
93位▲会津73.4
94位■浜松医科73.1
95位〇藤田医科*72.9
96位▲福岡県立72.7
97位▲福岡女子72.4
98位■山形72.3
99位■東北72.2
100位▲富山県立72.1
101位■滋賀71.9
102位〇愛知医科71.8
103位▲和歌山県立71.5
104位■島根71.1
105位■徳島71.0
106位■福島70.6
107位▲静岡県立70.4
108位〇金沢医科70.2
109位▲長崎県立70.1
110位■筑波70.1
111位〇大阪医科薬科70.0
112位▲福井県立69.9
113位▲尾道市立69.9
114位■兵庫教育69.9
115位〇明治69.8
116位〇聖マリアンナ医科69.6
117位■上越教育69.5
118位▲岐阜薬科69.3
119位〇産業医科69.1
120位〇南山68.9
121位■群馬68.8
122位〇北里68.7
123位■秋田68.6
124位■九州工業68.6
125位▲京都府立68.5
126位〇東京女子医科68.5
127位■弘前68.0
128位▲長野県立67.9
129位■滋賀医科67.7
130位▲県立広島67.5
131位■高知67.3
132位■香川67.0
133位■北見工業66.7
134位▲山口東京理科66.6
135位〇関西医科66.4
136位▲秋田公立美術66.3
137位▲山梨県立66.3
138位〇東京理科66.3
139位▲群馬県立女子66.2
140位▲下関市立66.2
141位〇愛知66.1
142位▲岡山県立65.9
143位〇川崎医科65.9
144位〇東北医科薬科65.7
145位〇芝浦工業65.7
146位〇東京女子65.6
147位〇京都薬科65.0
148位▲福知山公立64.9
149位▲宮城64.5
150位〇獨協医科64.1
151位▲公立諏訪東京理科64.0
152位〇学習院女子63.8
153位■京都教育63.4
154位■旭川医科63.2
155位▲北九州市立63.2
156位▲奈良県立医科63.1
157位〇星薬科63.1
158位〇立命館63.0
159位▲岩手県立62.4
160位■豊橋技術科学62.3
161位▲釧路公立62.3
162位■長岡技術科学62.2
163位〇津田塾62.0
164位▲福島県立医科61.9
165位■室蘭工業61.4
166位〇東洋60.8
167位〇成蹊60.8
168位▲高知県立60.6
169位〇青山学院60.5
170位〇北海学園60.4
171位▲横浜市立60.1
172位▲公立はこだて未来60.1
173位〇駒澤59.8
174位▲島根県立58.8
175位▲札幌市立58.8
176位〇昭和薬科58.7
177位〇神戸薬科58.5
178位▲高知工科57.7
179位▲国際教養57.3
180位〇國學院57.0
181位〇名城56.6
182位〇藤女子56.3
183位〇順天堂56.2
184位〇大正56.2
185位〇早稲田56.1
186位〇東京農業55.8
187位▲宮崎公立55.5
188位〇久留米55.5
189位〇広島修道55.1
190位〇埼玉医科55.0
191位〇法政54.9
192位〇専修54.7
193位〇西南学院54.5
194位〇中央54.2
195位▲長野53.7
196位〇龍谷53.6
197位〇近畿53.5
198位▲山口県立53.1
199位〇大阪経済52.9
200位▲長岡造形52.7
201位▲公立鳥取環境52.4
202位〇成城52.3
203位〇日本女子52.1
204位〇同志社52.1
205位〇フェリス女学院51.0
206位〇東北福祉51.0
207位〇大東文化50.9
208位〇京都産業50.6
209位〇獨協50.5
210位〇関西50.2
211位〇東北学院50.1
212位〇神奈川49.6
213位〇千葉工業49.3
214位〇東邦49.2
215位〇武蔵49.1
216位〇金沢工業48.9
217位〇神田外語48.9
218位▲名桜48.5
219位〇東京経済48.3
220位〇明治薬科48.1
221位〇甲南48.0
222位〇北星学園46.0
223位〇亜細亜44.8
224位〇共立女子44.8
225位▲青森公立44.4
226位〇上智44.4
227位〇愛知淑徳43.8
228位〇大阪工業43.7
229位〇昭和女子43.7
230位〇東京都市43.7
231位〇同志社女子43.5
232位〇中京42.9
233位〇ノートル清心女子42.3
234位〇日本42.0
235位〇愛知学院41.3
236位〇明治学院41.0
237位〇愛知工業40.8
238位〇工学院40.6
239位〇関西学院40.5
240位〇神戸学院40.5
241位〇文教40.4
242位〇明星39.9
243位〇学習院39.2
244位〇摂南39.0
245位〇清泉女子39.0
246位〇桜美林38.4
247位〇産業能率38.3
248位〇佛教38.3
249位〇武庫川女子38.1
250位〇帝京37.7
251位▲都留文科37.7
252位〇東海36.3
253位〇京都女子35.9
254位〇立正35.7
255位〇拓殖34.6
256位〇中部34.4
257位〇大妻女子34.2
258位〇武蔵野33.4
259位〇京都橘33.0
260位〇東京薬科32.8
261位〇二松學舍32.5
262位〇白百合女子32.1
263位〇安田女子31.8
264位〇創価29.4
265位〇関西外国語27.6
266位〇国際基督教27.3
267位〇桃山学院26.4
268位〇関東学院26.3
269位〇玉川23.3
270位〇京都外国語22.9
271位〇実践女子22.8
272位〇甲南女子20.6
273位〇立命館アジア15.1
274位▲叡啓11.6
〇追手門学院非公表等
〇杏林非公表等
〇金城学院非公表等
〇慶應義塾非公表等
〇神戸女学院非公表等
〇国際医療福祉非公表等
〇国士舘非公表等
〇昭和非公表等
〇女子美術非公表等
〇椙山女学園非公表等
〇聖心女子非公表等
〇東京家政非公表等
〇東京電機非公表等
〇名古屋外国語非公表等
〇名古屋学芸非公表等
〇福岡非公表等
〇松山非公表等
〇大和非公表等
〇立教非公表等
※藤田医科大学は医学科を算出から除く
※一部の大学名称を略す

一般率ランキングのポイント

一般の方が学力が高い

長い期間にわたり猛勉強して大学に合格する「一般組」、課外活動と勉学に要領よく取り組み大学に合格する「推薦組」。

どちらも称賛したいところですが、学力に関してはやはり勉強量の多い一般組の方が高いです。

ベネッセの調査では、「高校までの英語の知識が不足している」と感じているのは推薦組の方が多いことが分かっています。

そのため、「一般率の高い大学は基礎学力のある学生が多い」と判断することができます。

入試難易度が下がるほど一般と推薦の学力差が大きい

こちらもベネッセの調査。

以下画像は大学の「授業についていけないと感じている割合」。

高校までの知識・理解が不足している科目「英語」
出典:ベネッセ教育総合研究所

見ての通り、入試難易度が下がるほど推薦組が大学の授業についていけないと感じる割合が高くなっており、一般組との学力差が浮き彫りになっています。

特に差が顕著なベネッセの偏差値44~55未満の大学といえば、国公立なら青森公立大や公立鳥取環境大、私立なら大東亜帝国(大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘)などがそれにあたります。

そのため、下位国公立、中堅私立、下位私立の一般率は注視したいところ。

ただ、難関大学の推薦組は勤勉

学力面で危惧される推薦組ですが、難関大学はそこまで心配はいらないよう。

ベネッセの調査では、ベネッセ偏差値65以上の大学の推薦組は授業の予習・復習をしている割合が一般組よりも高いことが分かっています。

ベネッセ偏差値65以上といえば、国公立なら岡山大や広島大、私立ならMARCHや関関同立などが下限です。

難関大学の推薦入試となれば校内選考の競争は激しいですし、出願要件の基準が比較的高いですから、難関大学は学習に意欲的な優秀な学生が集まりやすいのでしょう。

そのため、難関大学の一般率はそこまで気にしなくていいのかもしれません。

早慶やICU、創価大など内部生が優秀な私大もある

推薦組の中でも特殊なのが、付属校から上がってくる内部生の存在。

有名私立の付属校となればハイレベルな中学受験、高校受験を突破した自頭の良い学生が多いです。

慶應義塾大学の付属校は中学受験で偏差値70という超進学校であり、多くの生徒がエスカレーターでそのまま大学に進学します。慶應大学は難関国家資格である「公認会計士」の合格実績で長年トップですが、合格者の多くが内部生というのは有名な話です。

国際基督教大学(ICU)と同志社大学の付属校は「帰国子女」の生徒数が日本有数です。それぞれ国際基督教高校、同志社国際高校です。多くの生徒がそのまま大学に内部進学します。

創価大学は偏差値45ほどの中堅下位私大ですが、有名企業就職率は日東駒専よりも高く、司法試験では全国上位の実績を誇るなど実力の高い大学です。その源になっているのが内部生。偏差値70ほどの二つの付属校からほとんどの生徒が内部進学するという特殊な大学です。

結論、多くの国公立と難関私大の学力の信用は高い

一般率の高い大学がほとんどの国公立、推薦でも優秀な学生を集められる難関私立。

「学力の信用」という意味では、この2タイプの大学が高いことが分かりました。

難関私立では、関西学院大学と学習院大学の一般率がかなり低いことは確かに気になりますが、優秀な推薦組も少なくないということを考えるとそこまで危惧することではないのでは。

一方、推薦組の学力面が不安な、下位国公立、中堅私立、下位私立の一般率は注視したいところです。

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