名門私立・東京理科大学の評判の良い理由となる「すごさ」を紹介します。
「東京理科大学の評判・評価を知りたい」「東京理科大学の強みを知りたい」という方には参考になるかと思います。
東京理科大学の評判は良い
世間一般的に「すごい」と評される東京理科大学。
評判が良く、世間の評価が高い大学です。
これは以下の表を見れば分かります↓

出典:マネー現代「明治、立教、中央など…史上初の学部別「序列ランキング」を全公開する!」
東京理科大学は、私立大学最高峰である「早慶」(早稲田・慶應)に次ぐレベルであり、国公立では筑波大学、横浜国立大学、千葉大学などの名門大学と同じレベルの評価です。
東京理科大学は、科学の基礎から応用まで教育・研究する理工系私立最高峰の大学として高い評価を受けてきた大学です。
それでは、東京理科大学は具体的に何がすごいのかを紹介していきます。
東京理科大学のすごさを紹介
1.卒業生がすごい
大学の使命である教育。
東京理科大学は、ハイレベルな専門教育と豊かな教養教育により、社会で活躍する人材を育成しており、上場企業役員出身数は全国25位・理工系大学1位*を誇り、産業界に優秀な人材を輩出しています。
東京理科大学出身の主な企業役員リストです。↓
- 井上雅博(ヤフー 創業者元社長)
- 田中達也(富士通 元会長)
- 三浦善司(リコー 元社長)
- 長谷部佳宏(花王 社長)
- 常盤文克(花王 元会長)
- 鈴木俊宏(スズキ 社長)
- 須藤誠一(トヨタ 元副社長)
- 正垣泰彦(サイゼリヤ 創業者会長)
- 本山和夫(アサヒ飲料 元社長)
- 吉田雅司(マツモトキヨシ 元会長)
- 大川順子(日本航空 元副会長)
- 佐藤隆信(新潮社 社長)
名だたる企業で東京理科大学出身者が活躍していますね。
また、学術界にも優秀な人材を多数輩出しています。↓
- 屋井先蔵(乾電池の発明者)
- 岩崎学(元日本統計学会会長)
- 大志万直人(京都大名誉教授、元京都大防災研究所所長)
- 原田仁平(元日本結晶学会会長、名古屋大名誉教授)
- 中村正治(京都大化学研究所元素科学国際研究センターセンター長)
- 大村智(ノーベル生理学・医学賞受賞)
- 小江誠司(九州大小分子エネルギーセンターセンター長)
- 小林駿介(日本液晶学会会長)
- 松岡俊文(元物理探査学会会長、京都大名誉教授)
- 佐々木忠義(元東京海洋大学長)
- 大澤敏(金沢工業大学長)
- 佐藤光史(元工学院大学長)
- 三浦幸平(中部大創立者・元学長)

これだけ優れた人材を輩出しているのですから、東京理科大学の評価の高さも頷けます。
※上場企業役員出身数は大学偏差値ランキングまとめちゃんねるより
2.私学トップラスの研究力
大学の使命である研究。
東京理科大学は各分野で優れた研究者が集まっており、学生はレベルの高い最先端の研究に関わることができます。
東京理科大学の研究力を示す指標を集めました。↓
- 科研費採択数ランキング(令和3年度)
代数学・幾何学 全国7位、私立1位
解析学・応用数学 全国5位、私立1位
材料力学・生産工学 全国9位、私立1位
流体工学・熱工学 全国9位、私立1位
電気電子工学 全国9位、私立1位
建築学 全国8位、私立2位
無機材料化学 全国7位、私立1位 - QS世界大学ランキング2022
自然科学 世界351位、全国12位、私立2位
数学 世界351~400位、全国12位、私立3位
宇宙物理学 世界251~300位、全国10位、私立2位
化学 世界201~250位、全国9位、私立1位
生物科学 世界401~450位、全国14位、私立3位
工学 世界401~450位、全国12位、私立3位
機械工学 世界301~350位、全国11位、私立3位
電気電子工学 世界351~400位、全国11位、私立3位
化学工学 世界201~250位、全国10位、私立2位
材料工学 世界251~300位、全国10位、私立2位
出典:文部科学省、Quacquarelli Symonds(QS社)
このとおり、東京理科大学は早慶に並ぶ私学トップクラスの研究力であり、旧帝大(北海道・東北・東京・名古屋・京都・大阪・九州)などの上位国立大学に迫る実力をもっています。
東京理科大学には、量子コンピュータ研究をリードする蔡兆申教授(物理学科)、マッスルスーツの開発者である小林宏教授(機械工学科)、日本流体力学会会長や日本計算工学会会長を務めた藤井孝蔵教授(情報工学科)など、著名な教授が在籍されています。
付属研究組織も私立大学としてはかなり豊富にあり、特に、ノーベル賞候補の前学長・藤嶋昭氏が設立した「光触媒国際研究センター」は光触媒研究の世界的な研究拠点として知られています。

著名な教授の研究室は就職も良いですよ。
3.全国屈指の就職力
上記のとおり、東京理科大学は高度な教育・研究環境のもと優秀な人材を輩出してきた実績から、就職時の評価は高いです。
最新の有名企業400社就職率では理工系大学2位(卒業生500名以上)の数値を残しています↓
- 東京工業大学 400社実就職率54.0%
- 東京理科大学 400社実就職率36.3%
- 名古屋工業大学 400社実就職率34.9%
- 電気通信大学 400社実就職率33.9%
- 九州工業大学 400社実就職率32.6%
- 豊橋技術科学大学 400社実就職率28.0%
- 京都工芸繊維大学 400社実就職率27.7%
- 芝浦工業大学 400社実就職率27.5%
- 長岡技術科学大学 400社実就職率22.4%
出典:東洋経済ONLINE
実際の就職先も見てみましょう。↓
■ 東京理科大学 2022年卒業就職先TOP30
32名:NECソリューションイノベータ ←大手
27名:富士通 ←大手
27名:アクセンチュア ←大手
24名:NTTデータ ←大手
23名:SCSK ←大手
22名:日立製作所 ←大手
21名:日本電気 ←大手
18名:ソフトバンク ←大手
17名:東京電力ホールディングス ←大手
17名:ソニーセミコンダ ←大手
17名:日本アイ・ビー・エム ←大手
16名:清水建設 ←大手
16名:野村総合研究所 ←大手
15名:トヨタ自動車 ←大手
14名:伊藤忠テクノソリューションズ ←大手
14名:キオクシア ←大手
13名:三菱電機 ←大手
13名:鹿島建設 ←大手
12名:アインホールディングス
12名:シミック
12名:TDK ←大手
12名:東日本電信電話 ←大手
11名:キヤノン ←大手
11名:シンプレクス
11名:三菱重工業 ←大手
11名:NTTコミュニケーションズ ←大手
11名:パナソニック ←大手
11名:NTTコムウェア ←大手
10名:大林組 ←大手
10名:村田製作所 ←大手
数多くの大手企業に就職しており、アクセンチュア、野村総合研究所、三菱重工などの入社が難しい一流企業にも就職実績があります。

理科大は東京都心にあるので就職は地方国立よりも有利に進められます。
まとめ
東京理科大学の評判が良いのは、
- 卒業生がすごい
- 私学トップクラスの研究力
- 全国屈指の就職力
という凄みがあるからということが分かりました。

早慶と比べると知名度やブランド力は落ちますが、実力はかなり高い大学なんですよね。
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